COMMENT
※五十音順

新井 英樹(漫画家)

佐々木は、佐々木コールが起きるといつでもどこでも脱ぎます。全裸になります。
くだらない、つまらない、小さなふざけただけのコールにも全力で応えて、周囲を元気にすることで自分をも鼓舞します!
生きるエネルギー装置のような人間。
こう、書いてるだけで泣けてくる!
自分の人生はつまらないと思っている人には、こう言いたい。
心の中に「佐々木」を住まわせるだけで、何かが変わる、と。
自分が苦しい時、憧れの誰かや何かにエールを送ったり、その名前を連呼するだけで力が湧いてくるーーー
そんなことを教えてくれる映画です。

犬童 一心(映画監督)

感動しました。
小さな積み重ねが、集まって、いつしか素晴らしいシーンがいくつも現れてきて、心揺さぶられました。 私にも佐々木はいました。思い出しました。脱ぎはしないけど、大事な、いいやつでした。映画を見ながら、一緒にいた時間を取り戻しに帰りたくなりました。でも、やっぱり、もう死んでたりしますけどね。
出演者の皆さんも心通わせちゃんとそこにいて、内山監督が良い人たちと撮影できていることをちょと羨ましくなりました。細川さん、藤原さん、萩原さん、はもちろん他の方々も、脚本は当て書きのところもあるのでしょうか、皆忘れられない存在感を残していました。出演者の心が揺れ、それが共振して画面に力が溢れる瞬間を幾つも作り出していました。グッときました、とても。 特別な夜明けがいくつか出てきますが、あの朝をよく捕まえたと思います。脚本上でもそこに持ってくるかあ、まいったなあと思いましたし、ロケ場所も素晴らしく、光だけでなくフレームも、あの一生忘れられない朝にいる感触を思い出させてくれました。 後半は、多くの人が共感するであろう、うまくサヨナラをできないが故の輝きが画面に溢れてきて、私も胸がいっぱいになりました。 今日は本当に良い映画を見たと思え幸せでした。ありがとうございました。

大島 育宙(芸人・Youtuber)

「佐々木みたいな奴、いたなぁ」と観始めて、やがて「同級生にとっての佐々木は自分かもしれない」と震え、観終わった頃には「誰かにとっての佐々木になんかなれるわけない」と憧れる。
桐島のこともアズミ・ハルコのこともチワワちゃんのことも結局何ひとつわかってあげられなかった私たちは、佐々木のこともきっと知れば知るほどわからなくなる。なのに、私の心にも佐々木が棲み着いて離れなくなってしまった。
どうしよう。早く誰かと佐々木について喋りたい。

沖田 修一(映画監督)

いつまでも若い気がしてましたが、この映画で、そうでもないと自覚させられました。
なんだか、とても羨ましかったです。気持ちのいい映画でした。
こんな映画を作る人たちのそばにいたい。その輪の中に入りたい。
本当は、悔しいから、コメントなんてしたくない。最高でした。

尾崎 世界観(クリープハイプ)

誰にも教えずに自分だけの物にしたい好きと、誰彼構わずとにかく勧めまくりたい好きがあるけれど、これは圧倒的に後者。最高だから観てください。

小畑 勝範(池袋シネマ・ロサ番組編成)

新宿武蔵野館にいた時に同僚だった配給担当者から「佐々木、上映しませんか?」って話があった時に、3年半前のあの時を懐かしく思い起こしました。
自分が武蔵野館を辞める時に一人のバイトの子が言ってくれた言葉。
「自分が撮った映画を小畑さんのいる劇場でかけるのが夢でした」…
本人が今でも憶えているかどうかわかりません。「そんなコト言いましたっけ」って言う奴です(笑)
今でも続いているあの頃のSTORY。 ウッチ―、いい映画だったよ!

笠井 信輔(フリーアナウンサー)

なんというパワー!タイトルロール「佐々木」を演じる細川岳の圧倒的存在感。
めちゃくちゃなのに、どんどん好きになってしまった。
ゆえに主人公・藤原季節の赤子を抱いた時のあの芝居にやられてしまうのだ。
さらにクライマックスの“宝塚的アプローチ”に落涙。
そう、トップスターは最後にこうあってほしいという姿をファンに見せるもの。見事な脚本と編集にも拍手。

佐々木 集(PERIMETRON)

いつでも覚えている訳ではないけれど、いつもふとしたタイミングで思い出す呪文のような言葉、俺にもあったなぁって思い出してなんかその時の情景まで見えて、懐かしくなったわ。
ゆっくりと話せる機会が最近ないけれど、また一杯行きましょう。
改めて映画の完成おめでとう。

中野 量太(映画監督)

内山拓也は、僕の唯一の弟分だ。彼がついに運命の一本を撮った。監督のその瞬間を絶対に見逃してはいけない。
作風は内山オリジナルなのがまた良い!でも唯一、アッパレなラストシーンだけは、僕ゆずりか(笑)

西島 新(新宿武蔵野館 番組編成担当)

2013年2月に、「どうしてもここで働きたいんです。是非働かせて下さい。」と面接の最後に詰め寄られ、半ば気圧される形で働いてもらうことになり、2019年9月18日には、「『佐々木』をここで上映してもらいたくて。
というかここしか考えてない、考えられない。」とプロデューサーの汐田さんまで連れて来て、やはりまた有無を言わせぬ迫り方、正に猪突猛進。
うっちー、…絶対に他所でも同じことしてるでしょ?笑
いやでもそれがあなたの手法で、きっとみんな迷惑がるどころか寧ろ乗じてくれて、応援して、協力して、付いて来てくれて、更に増大して行って…
『佐々木』も、そんな映画だと思うんです。
すみません、ちょっと文字が霞んで見えてきたので、この辺で…

保坂 和志(作家)

この映画を熱中して観た自分が好きだ。
60過ぎの人生は青春と友情に支えられている。
この映画のメンバーはほぼ全員30歳手前だが、自分たちが50、60になると、この映画の価値がもっとわかると思う。

松岡 宏起(パルコ エンタテイメント事業部 映画事業担当)

最高の脚本を読んでたからこそ、作品を観る前に抱えていた一抹の不安。
「ハマらなかったらどうしよう・・・」
そんなのは、恥ずかしいくらいの杞憂に終わりました。不安に思う必要なんてなかったね。
ごめんよ、ウッチー!
考えに考えぬいて、真摯に映画と、人と向き合うからこそ、悩ましかったあの日々を抜けて。
クールに見えて熱い男の、緻密な投球術と大胆不敵なストレート。確かに喰らいました!

矢田部 吉彦(東京国際映画祭シニア・プログラマー)

28歳の内山拓也監督は大器だ。
登場人物に命を吹き込み、ダイナミックな演出で映画にエモーションを溢れさせる。
魂が震える、という言葉はこの映画にこそふさわしい。
エンドロール後、しばらくあなたは立ち上がれないだろう。
青春の苦みと成長の痛みを詩情豊かな人間賛歌に昇華させた、衝撃のデビュー作である。

行定 勲(映画監督)

アイツのことを思い出して涙した。これは俺の物語だと言える青春映画は間違いなくいい映画だ。
役者たちがみんな良い顔していた。素晴らしいデビュー作おめでとう!

2020年11月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開